通信制高校について知る

通信制高校とサポート校の違い

通信制高校とサポート校の違い

通信制高校への入学を決める際に、お子さんの状況や学習意欲、学習環境等によってはサポート校への通学を提案されることがあるかもしれません。
しかし、通信制高校とサポート校がどのように違うのか分からない方もいるでしょう。

そこで、当記事では通信制高校とサポート校の違いとそれぞれの特色についてご紹介したいと思います。

通信制高校とは

詳細については【通信制高校とはどんな学校?】の記事でご紹介しておりますが、通信制高校では在学中のほとんどを自宅で自主学習する形をとっております。
年に数日スクーリングにてテストを受ける以外は、インターネットや郵送にてレポートを送付してカリキュラムを進めます。

通信制高校ではお子さんの自主性と意欲、そして自宅の学習環境が非常に重要となるので、思ったように学習が進まず単位が取得できないケースも考えられます。

サポート校とは

一方で、サポート校は通信制高校での学習を支援するための専門機関という位置づけになっています。
通信制高校が基本的に自宅学習となっているのと違い、サポート校では教室に通って直接講師から授業や指導を受ける形となります。

例えば、自宅でどのように勉強すればいいのか、どうすれば学習の遅れを取り戻せるのか分からない場合、サポート校に通うことで講師の相談・アドバイスによって効率的な学習計画を立てたり、分からない部分を質問したりすることができます。

また、サポート校ではお子さんの精神的なケアを行なっているカウンセラーが在籍している場合があります。
学習のことはもちろん、今後の進路のこと、家庭のこと、友達のことなど親身に相談に乗ってくれて、解決のためのサポートを実施してくれます。

前述の通りサポート校は教室に通う形となるため、そこで友達を作ったり、学習へのモチベーションを高めることにもつながるでしょう。

ただし、サポート校に通うためには通信制高校とは別に費用が発生します。
また学校によっては通学の日数や時間が異なる場合があるため、お子さんの生活習慣や状況を鑑みて慎重に検討することが大切です。

サポート校では高卒資格は得られない

サポート校では通信制高校と違い、直接教室で講師の指導を受けられることから、サポート校だけ通えばいいと考える方もいるでしょう。
しかし、サポート校では高校卒業資格を取得することはできません。

なぜなら、高卒資格は学校教育法によって正規の高等学校と認められた学校でしか取得できず、通信制高校はれきっとした高等学校である一方、サポート校はあくまで通信制高校での学習を支援する民間の機関に過ぎないためです。

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