通信制高校を探している方は様々な事情や思いを抱えているかと思います。
日本に通信制高校は数多く存在しますが、その中から通信制高校を選ぶためにはどんなポイントに注意すれば良いのでしょうか。
この記事では、失敗しない、後悔しない通信制高校の選び方について解説してまいります。
「やりたいこと」を明確に
最も重要なのは、生徒が将来「やりたいこと」を実現するためのカリキュラムが用意されている学校を選ぶことです。
通信制高校には、就職に必要なスキルや知識が身につく専門性の高い学科が用意されていることが多く、資格や免許の取得を目指すことも可能です。
例えば、今流行りの「eスポーツ」であれば、プロのeスポーツ選手になるための講習・指導を受けることができますし、他にもプログラミングやデザイン、ヘアメイク、パティシエ、音楽、スポーツなど多岐にわたり、いずれもその分野のプロになって就職に役立てることができます。
もちろん全ての通信制高校で上記のような専門学科が用意されているわけではないので、生徒の「やりたい」にマッチした学科を探すようにしましょう。
入学費や授業料、その他諸費用を比較する
通信制高校にかかる費用は一律ではありません。
基本となる授業料でも、公立なら3年間で10~20万円ほど、私立なら30~100万円ほどと金額に大きな開きがあります。
また、教材や機器の購入費用が別途必要となる場合もあります。
さらに通信制高校では独自の取り組み・カリキュラムが組み込まれていることが多く、それぞれに追加費用がかかるケースがあるため要注意です。
保護者様の現在の就労状況や収入など、経済面で過度な負担にならないよう、学費に充てられる予算をしっかりと計算しておくようにしましょう。
通学にかかる距離・時間を確認する
通信制高校では、基本は自宅での学習となるため、毎日学校に行かなければならない全日制高校に比べると通学の負担は非常に小さいといえます。
とはいえ、通信制高校でも月に数日程度のスクーリングがあるため、通学の距離や時間は決して無視できないポイントといえます。
電車やバスを利用するのであれば交通費もかかりますので、保護者と生徒がその点をしっかり話し合って無理が生じないかよく考えるようにしましょう。